ベストな社員研修を行うためには、 世代ごとの生存戦略を理解する必要がある。2020年12月18日

ベストな社員研修を行うためには、
世代ごとの生存戦略を理解する必要がある。

「出来て当たり前」と
その世代が思うことも、
別の世代の人間たちには
その「出来て当たり前」が通用しません。

「近頃の若い者は」という言葉がありますが、
これはよくも悪くも、逆も言える訳です。

インターネットの無かった世代にとっては
インターネットを使うことすら
難しい人もいるでしょうし、

スマートフォンの無かった世代には、
若者たちがいとも簡単にやれてしまう事が
理解ができなかったり、取り掛かっても
時間や労力をかけてしまう事もあるのと同じで、

先輩たちにとっては簡単にできる事も、
今の世代の新入社員にとっては
なかなか出来ないことや、
やるべきだとは思えないことも
あるということです。

これは一長一短であり、
どの世代が良くて
どの世代が悪いというものではありません。

 

的確で効果的な
社員研修を行っていくために
一番大事なこと、それは、

世代によって
「どうやってポジショニングをして
 生きてきたのか?」(≒生存戦略)

このあたりをしっかり理解した上で、
自社にとってのベストな社員研修、社内コミュニケーションを
構築していく必要があるということです。

例えば、「ディスカッション」ひとつとっても、
世代によって捉え方は大きく違ってきます。

以前の世代であれば、
「競争によって勝つ」
「自分の主張をしっかりとする」ことが、
生存戦略になっていた時代もありますが、
現在はその頃よりも状況が大きく変わっています。

よく、「テレビリモコンの取り合い」が
日常茶飯事的に行われていた時代と、

テレビは各部屋に1つはあり、
好きな番組を別に誰かに主張することなく
テレビを観ることができている時代とでは、

やはり求められる「戦略」が
異なってくるのと同じで、
子ども時代、学生時代に
どういった環境、時代背景の中で
どういう生存戦略を求められるかは
時代によって変わってきます。

社員研修のみならず、通常業務時においても、
上司、先輩達は「もっと主張しろ」
「誰よりも抜きんでた結果を出せ」といった事を
求めがちになります。
(これらはその世代の方達に求められた生存戦略だからです。
言葉にするか否かは別ですが…)

ですが、現在における新入社員の世代にとって
「競争で勝つこと」や「自分の意見や主張を必要以上にする事」は、
彼らが育ってきた時代の生存戦略の中には存在しない内容です。

それらを会社であり、上司や先輩が求めてきたとしても
そもそも自身の生存戦略の中にないものでもあり、
それらを重要だとも感じていないので、
要求されればされるほど
強要されているように感じてしまう。

結果、モチベーションや仕事の効率が
下がってしまうことに直結しているということなのです。

スマホがここまで流通している時代に、上司や先輩から、
「このガラケーを使いなさい。」と
要求されているようなものです。

もしも、スマホしか知らない世代であるとしたら、
嫌がらせというよりも

「意味が分からない」

という反応をするのは当然の事です。

ジェネレーションギャップにおける、
不必要な教育によって
本来持っている能力を発揮できない
環境を作ってしまうことは、
自社が自分で自分の首を
絞めているのと同じです。

社員を研修するにあたり、
研修担当が理解すべきこと、

それは

“今の時代がどういう時代であるか”

“さらにここから何が人材に求められる時代であるのか”

という時代背景までしっかり理解した上で、

その世代の者たちにとっての
「生存戦略はどのようなものだったのか?」を
包摂的に把握して、
適切な研修内容を提供していくこと。

これが会社にとっても
その会社で働く者にとっても、
とても効果的にWin-Winの状態へと
進ませてくれることになります。

これを気に新しい世代の新入社員の為の、
そして会社が新しい世代へと進んでも、
しっかり成長、躍進し続けていける為の社員研修について、
考えていただける機会へなる事を願います。